結婚式で母親の服装は色留袖で大丈夫？今月結婚式を控えている者です。 両家の服装について質 …

色留袖は確かに格の高い着物です。叙勲などで皇居に参内する時は「五つ紋色留袖」と指定されるようですし。（そういう指定でも後々の使い勝手を考えて三つ紋や一つ紋で作る方も多いようですが） お母様のお持ちの色留袖が五つ紋なら、「格」という点に的を絞れば問題はないんだろうと思いますが、色留袖でも家紋が５つなら黒留袖と同格ですが、お母様のお持ちの色留袖の家紋の数が三つや一つだったら、必ず五つ紋の「黒留袖」から較べると格が落ちると思います。 まずは家紋の数を確認することをオススメします。 色留袖の地色に関しては濃い色だろうが薄い色だろうが関係ありません。 確かに皇室関係の方はお祝いの席で黒はお召しになりませんが、ごく一般の結婚式で新郎新婦のお母様が色留袖を着るのはかなりのレアケースのような気がします。 しかも「どちらも色留袖」とか「片方が洋装で片方が色留袖」ではなく「片方が黒留袖で片方が色留袖」というケースだと、藤原紀香さんと陣内智則さんの披露宴の時に紀香さんのお母さんがお召しになっていたのをTVで見たくらい。 その時も先に生田神宮で式を挙げていて（その時は確か両家のお母様ともに黒留袖だったような…？）、今回はお披露目だけだから華やかさを優先させたのかな～？まぁ五つ紋なら格的には両方同じだし、なんて思って見てたんですが、最後に新郎新婦と両家の両親が並んでいるのを見て、片方が黒で片方が色物の状態になんとなく違和感を覚えたのも確か。 私は新郎のお母様が黒留袖にする、と仰るならご両家で黒留袖に揃えたほうが視覚的にはしっくりくるように思います。 それに確かに家紋が五つなら色留袖でも黒留袖と同格ですが、私個人の考えとしてどちらが厳かな雰囲気がするか、金屏風の前に立った時どちらがより金屏風に映えるか、と言ったら圧倒的に「黒」だと思うので、私としては新郎のお母様と合わせて「黒留袖」をお召しになる方が良いんじゃないかなぁ？と思います。 それに、「色留袖」なら姪御さんや甥御さんの結婚式に着ても良いし、家紋の数が一つ・三つならもっと遠い親戚の結婚式にも着れると思います。