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宗教は無力なのでしょうか?BSで宗教的な特集がありました。ある連続殺人犯にインタビューが …

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2008年02月26日 Q.質問
宗教は無力なのでしょうか?BSで宗教的な特集がありました。ある連続殺人犯にインタビューがありました。それによると、いずれ人は死ぬ。辛いけど人生はこんなものだ。あの時、あの場所に奴(被害者)がいたのが悪い。といいます。いろいろなカウンセラーの方や宗教家が説諭しても、社会が悪いと言って、何を言っても無駄なようでした。このような犯人から被害を被った遺族に対して、宗教家の皆様はどのように対応しますか?その特集では、伝統的なキリスト教は、犯人が一回でもお祈りしたら救われる。であり、イスラームでは死後、犯人は洞窟で焼けた銅を飲まされるです。よろしくお願いします。

 

2008年03月03日 A.回答
遺族の方々にとっての「正義」とは、その犯人の死刑を望むことかもしれません。しかし、死を宣告できるほど、人は正しく完璧な存在ではありません。国内の法律で論じれば、死刑制度を廃止し、その代わり「終身刑」を適用する事でしょうか。無期懲役では、これも「人の判断」で数年から十数年で釈放されるケースが多々在ります。その現実に対して、遺族は死刑を望む傾向もあると感じています。宗教というよりも、信仰として考えた時、その遺族の方が信仰心があると無いとで、大きく変わってきますね。如何に、仏教を説いたところで、相手の方に信仰心が無ければ全くではありませんが効果は薄いでしょう。また、慰めも場合に依っては禁物です。同調してしまうことで、遺族の方の憎悪や悲しみの心を増長させることもあります。まずは、遺族の方の心に溜まり切った憎悪や悲しみを、出来得る限り吐き出させることに努めるでしょう。心の内に溜まっていては、何よりもその遺族の方の心が病んでしまいます。また亡くなった方も、残された遺族がいつまでたっても憎しみや悲しみの呪縛から離れられないでいることは、かえって生に執着心を抱かせこととなり、仏教で説く「成仏」には至りません。要するに、講釈を並べて信仰を説くことよりも、まず聞く事に重きを置くことが大事でしょう。愚痴でも、憎悪でも嫉妬でも、何でも心に溜まったものを全て吐き出す。吐き出しきるまで、聞いて差し上げる受身に徹する事で、いつの日か人の話を冷静に聞き入れる準備ができることもあります。殺人事件であれば、対象となる相手(犯人)は確実にいますが、病気であれば犯人はいません。でも、同じ人一人の死には違いありません。医療ミスも同様です。確かに、医者を如何に攻め立てても死んだ人は返りません。しかし、医者、又は医療機関(制度)に対して警告をすることは大事です。自身の怒りや悲しみを慰める為に訴訟を起しても、結果的には公にすることで第二第三の事故を未然に防ぐ良策になることも多々あります。どちらか一方だけではないのです。>いずれ人は死ぬ。辛いけど人生はこんなものだ。あの時、あの場所に奴(被害者)がいたのが悪い。『では、貴方(殺人犯)は、何故この世に生を受けたのか?人を何人も殺して、人の心を踏み躙り、憎悪の心を生じさせ、死刑になることを望む為に、この世に生まれてきたのか?』『誰にでも差別なく、誇りがある。人を殺して自己を正当化するのも誇り。世の為人の為に、尽くすことも誇り。他の命は別として、自身の命は守りたいと願う自己の命にのみ執着する心。・・・』普通は当然の如く理解し難く、又特に遺族にとっては憎悪の対象でしかない犯罪者にも、大切なものは一つ位はあるはずです。その大切なものを問答無用で奪われた時の、自分自身の心情を気付かせる事ができるかどうかでしょう。往々にして、犯罪を犯す人の心理は、自己中心的な思想哲学が根底にあります。泥棒でも、暴行でも、殺人でも、虐めでも、戦争でも、皆全ては自己中心的な欲から生じるものだと考えます。したがって、その人(犯罪者)にも絶対に失いたくないもの、又は侵されたくない自我の世界は確実にあるはずです。人を殺し、死刑になることで自己の思想が完結するのであれば、死なせなければいいのです。生きて、生きて、生涯掛けて自身のした事に苦しめばよいのです。また、苦しむ事を教えてやる事も大事ですね。そして、その苦しみを心底から認識した時、初めて被害者や遺族の命や心情に、ほんの少しだけ触れることができると思います。そして自身の寿命が尽きるまで、自他共の命の為にやれることを見出し、全力で尽くすことを説くことが大事だと考えます。まあ、この取材が国内か海外かでも、大きく異なってくると思います。個々の国々によって宗教思想や文化は異なり、それらはかなり根深く人の心に浸透していますからね。
 
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