日蓮正宗や創価学会の墓地や仏壇には、なぜ菊などの花を供えないのですか？あの緑の葉は何です …

日蓮正宗分裂４派（本山大石寺門流、創価学会、顕正会、正信会）では、一様に御宝前や墓前に色花ではなく、樒を供えます抑も、御宝前を荘厳する仏具は「三具足」といい、華・香・灯の事をいいますこの三具足それぞれは、仏の法身・報身・応身という三つの姿（これを三身と言います）にあてて荘厳しています即ち香は法身、灯は報身、華は応身にあて、仏身の全体を著しているのですこれを「諸法実相」を著す空仮中の三諦に配すると、仮諦の華を空諦の灯で焚くところに、香の中道が涌出する事にも準えているのです従って華は、傷みが激しい色花は無常の理を現し、常住不滅の妙法の御宝前には相応しくない事から、常緑樹であり日本有数の香木たる樒を用いるのです樒には独特の香気があり、それが邪気を払い、清浄にする働きがあるとも言われていますまた、樒の実には毒があり、これが「変毒為薬」の徳を著していると言われています