姪の結婚式に（挙式～披露宴）に参加します。義兄（花嫁の父親）はタキシード着用予定です。叔 …

仕立屋です。日本のお式におけるドレスコードは厳密ではないいものの、守られるべき部分もあります。まず、新婦父がタキシードならば日没以降のお式と考えます。また、もし日中のお式であってもこの場合ドレスコードは（ホストに恥をかかせない意味もあって）夜のものとして考えます。なので、昼の礼装であるディレクターズスーツは着ることが出来ません。どのような場合でも、シルク襟（燕尾服やタキシードなど）とコールズボン（モーニングやディレクターズの縞のスラックス）が一堂に会することはありません。また、ディレクターズスーツは結び下げのタイかアスコットタイのみ使用可です。あくまでモーニングの略服ですのでカマーバンドや蝶タイ、クロスタイ、棒タイは合わせてはいけません。今回のお式ですと略礼装が相応しいでしょう。濃紺無地か黒無地のスーツです。この場合お考えのカマーバンドに棒タイでも全く問題ありません。チャコールグレーも略礼装ですが、これは昼のものです。また、黒無地は日本だけといった意見もありますが、昨今は英国、伊国でも略礼装として認知されています。