結婚お披露目パーティーにバイカラードレスは、やはりNGでしょうか？ 30代前半の既婚者で、何 …

もし、大丈夫ですよ、という意見があれば、あなたはこれを着用に及ぶのでしょうか？ パールも、私どもの年代（６０歳）では、２連３連は「（婚儀が）重なる」を意味して、結婚葬儀関連だけは、一連、というのが一般的解釈ですよ。 それを、いまの若い人は「めでたいことが重なる」からＯＫ，と解釈しているようですが、もし、それが通用するならば、これはいかがですか？ 結婚式では水引をなぜ「結び切り」にするのか。めでたいことが重なるのであれば、水引もちょうちょでよろしいのでは？ こっちはあり得ない、ではおかしいです。 このように、冠婚葬祭で「重なる」ことを徹底的に排除してきた慣習も、どこかで文化の解釈の大きな変化が起こるのでしょうが、伝統文化である水引が「結び切り」である間は、それに従うのが順当。 問題は、結び切りのご祝儀袋を受け付けでお出しする時、我が身の２連パールと、バイカラーのドレスを、なぜ不思議に思わないのかってことです。 マナーというのは「文化」です。マナーを知らなくとも「解釈力」があれば、ある程度の正解へ自力で辿りつくことができます。 バイカラーがなぜだめなのか。「別れを連想させるから」と意味は同じなんでしょうが「色が重なるから」なのです。 忌み言葉というのがあります。冠婚葬祭では「重ねがさね」がその筆頭ですわ。 「重なる」を排除する、これだけ覚えておけば、大きな粗相はありません。 マナー本が正しいとは限りません。書かれたヒトの「解釈力」に依存するからです。 なぜかというと、マナーというものは、細部に渡って法律のように網羅されたものではありませんから、最後は「解釈」。 それから、洋服は、素材がモノを言います。なぜか？ ジュエリーと格が合わないようではおかしい。和装だってお着物と帯の格は合わせますし、素材はシルクですからね。既婚者の洋装は、洋服と同じ程度でジュエリーに気をつけたほうが望ましいと思います。