両親の５０回忌と夫の３回忌を同時に行いたいと考えています。お布施に付いてお尋ねします。 …

はじめにお布施についてです。 お布施とは、法要する時々の施主の経済状態から無理のない精一杯の額を喜捨するということになります。 例えば、年収１０００万円を超える家であれば５０万円包まれることも出来ましょうが、年金生活者であれば５万円包むのも精一杯の額ということになります。 法要に要する時間は、各宗旨宗派や同じ宗派であってもお寺さんや地域ごとの決まり事などによっても異なりますので、招待客への案内や会食などの都合もありましょうから、お寺さんにお聞きすることをお奨めします。 一般的には、ご主人の三回忌のお布施は一周忌と同額を、また、ご両親の五十回忌もご主人のそれと同額でよろしいかと思います。 私の菩提寺では三回忌や七回忌に親の三十七回忌を前倒しで行っても、また、別に行っても法事は１回ですからお布施は５万円が目安です。 お寺さんや地域の慣わしが分りませんが、合わせて１０万円お包みされたらよろしいかもしれませんね。 早い所では十三回忌や十七回忌で弔い上げとする地域や家もありますので、五十回忌法要で弔い上げは仏事に丁寧な家だと思います。 なお、五十回忌法要のお布施や返礼品に紅白の祝儀袋や熨斗紙を用いるのは地域の慣わしによるところが大きいと思われます。 お住まいの地域の仏具店やデパートでお聞きすると地域の慣わしが分ります。 しかしながら今回はご主人の三回忌法要に合わせてご両親の五十回忌法要を繰り上げるとお考えのようですので、白黒の不祝儀袋でよろしいかと思いますし、お布施を別々包まれなくても合わせた額を包まれればよろしいかと思います。 お膳料の５０００円は仏事用ポチ袋に、また、お車代の３０００円は白封筒に別々にお包みください。